[小ネタ] AlteryxのList BoxやDrop Downで項目を手動設定する際の記述方法
こんにちは、小澤です。
今回はちょっとした小ネタです。 AlteryxでList BoxやDrop Downなど手動で項目を設定可能なインターフェースツールを利用する際にUI上で表示するものと内部でやり取りするデータを異なるものにしたいという時の設定方法を紹介します。
項目を手動で設定する
List BoxツールやDrop Downツールでは、List Valuesを「Manually set values」にすることで、その下の「Properties」に1行1項目で手動設定が可能になります。
実行すると、以下のように設定した項目が表示されるとともに選択した項目の値がそのまま入っていることが確認できます。
表示項目とデータとしての中身を変えたい
さて、先ほどは都道府県名をそのまま使っていましたが
- 選択肢としては都道府県名をそのまま表示したい
- 内部の処理的には文字列ではなく都道府県コードで扱いたい
というシーンを考えてみましょう。
もっとも簡単に思いつきそうなやり方としては、対応表を作っておき選択された情報とJoinツールで結合するというやり方でしょうか。 以下のようなデータを用意しておけば都道府県コードに変換可能です。
しかし、実はインターフェースツールでもっと楽に設定することも可能です。 その方法は「Manually set values」の設定値として以下のようにします。
項目を「:」でつないでいます。 これによって、左側が表示される項目、右側がデータとして与えられる項目となります。
以下のように表示される項目は同じですが、データとしては都道府県コードの方になっているのが確認できます。
おわりに
今回は、List BoxやDrop Downを利用する際に表示される項目とデータとして渡されるものを分ける方法を解説しました。
データ分析を行う場面では、カテゴリカルな値に数値を割り当てるなどのシーンがよくあるので覚えておくと役に立つかと思います。
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